完全に「大はしゃぎ」…NHKが安倍氏銃撃の報道でやらかした失態？

安倍晋三元総理が銃撃され死亡した事件――。
政治的背景のない、たった一人による、私怨による犯行だったことが、少しずつ浮かび上がっています。と同時にあらわになっているのは、メディアのお粗末ぶりです。
報道にしなかった。報道にしたが、そもそもこれは重要な事件ではない。「こればかり」という感想も漏れています。
ニュース担当者に求められることは、ただ一つ。必要な情報をその時点において開示してくれるだけです。（それ以上、それ以下のことを伝える義務は、誰にもありません。）
そしてそれに応じて、記者は、その情報を今後、色々な経験を経て、自分なりに判断して記事にしてくれることです。
これは、いずれのメディアでも同じことです。
これでは、それはメディアにとっての死亡です。
報道方法だけでなく、直ぐにその場で、視聴者、読者を裏切ってしまうことは許されません。
それは、さすがにそれまで責任を持ってきた記者自身にとっても、非常に大きな衝撃でしょう。
２０年前に起きてしまった同じ事件を思い出します。
東京都内で殺人事件が発生し、警官の一人が死亡した。
警官の死亡を積極的に報道していたのは、ＴＢＳ系列でした。
ＴＢＳは、あのとき、大きな功を経たと思います。
日本の国民は、警官が死んでしまったのだから、この事件はまさに事件である。そしてこの事件は、日本の国民からすれば、重大な事件である。
警官が死んでしまったのだから、日本の国民は、警官の切れ目ない努力を見限ることはできない。
そして警官の死亡を見限っては、日本の国民に迷惑をかけることはできない。
そして、警官の死亡を報道しないのは、ただ利益になるだけでしょう。
そして警官の死亡を報道するのは、ただ利益になるだけでしょう。
そして、それは、その殺人事件を自分たちで解決してもらいたいという警官の思いからでしょう。
そして、それは社会にとっても大きな事件なのです。