【プロの査定士が解説】下取り車の価格交渉についての基礎知識

車を下取りに出す際には、中古車市場の動向や自分が所有している車の市場価値などを把握しておくことが大切です。また、下取りに出す前に車の状態を整備したり、クリーニングを行うことで下取り価格をアップさせることもできます。
価格交渉に関しては、下取り価格を提示された際には、できるだけその価格が適正であるかを確認し、納得できる価格交渉を行うことが必要です。下取り価格を提示された後に別のディーラーや買取業者に査定を依頼することで、価格交渉の材料とすることもできます。
また、下取りと新車の価格交渉に関しては、下取り価格や新車価格の割引額など、複数の要素が絡んでくるため、一つ一つを丁寧に交渉することが大切です。新車価格の割引額を増やすことで、下取り価格を妥協することなく高くすることもできます。
例えば、自分が所有する車の市場価値が下取り価格よりも高い場合には、ディーラーに下取り車としてではなく、現金買取してもらうことも検討してみると良いでしょう。また、ディーラーによっては下取り価格の交渉に応じて、新車価格を割引することもあるため、柔軟な交渉が必要となります。
総じて、下取り価格の交渉には、市場価値や車の状態、整備やクリーニングの有無、他の査定結果などを参考にしながら、自分が納得できる価格を目指すことが重要です。
車の下取り価格は、新車を購入する場合に、既に所有している車をディーラーに売却し、その売却額を新車の購入代金に充てる方法です。下取り額は、車の年式やメーカー、走行距離、車の状態、買取市場の需給などによって大きく左右されます。
下取り車の価格交渉には、次のような基礎知識があります。
車の査定額の目安を知る
自分が所有する車の査定額の目安を事前に調べておくことが大切です。自動車販売店やインターネットの中古車査定サイトなどを利用して、同じ車種や年式の車の相場を調べることができます。その情報をもとに、下取り価格の交渉に臨むと良いでしょう。
車の状態を整備する
下取り車の状態は、その価格に大きく影響します。綺麗に掃除をして、車内外を整備することで、査定額が上がる可能性があります。また、修理やメンテナンスが必要な場合は、事前に整備しておくことが重要です。
複数の買取業者に見積もりを依頼する
1つの買取業者に査定を依頼するのではなく、複数の買取業者に見積もりを依頼することで、競争原理が働き、より高い価格を提示してくれる可能性があります。また、買取業者によっては、オークションやネット販売での販売を行っている場合があり、下取りよりも高い価格を提示してくれる場合もあります。
以上のように、下取り車の価格交渉には、自分の車の査定額の目安を把握し、車の状態を整備し、複数の買取業者に見積もりを依頼することがポイントです。
参考：車下取りNavi